初めてのキャンプは若洲でソロキャン

安い装備でテント泊

昔からテント泊をしてみたかったのです。大自然の中で朝を迎えてみたいのです。

1.準備編
最低限必要なものは、テント・寝袋・食器・調理するための火器・それらを運ぶもの(リュックとか)だと思いました。

それらをただ買い集めるのはつまらない気がしたので、家にあるものを工夫して代用していこうと思いました。

寝袋 ⇒ フリースの毛布で代用

テントの中に敷くシート ⇒ これもフリースの毛布で代用

テントの下に敷くシート ⇒ 20年以上前に買ったエマージェンシーブランケット

食器 ⇒ 10年以上前に買ったクッカー(BBQで2~3回使用)

カトラリー類 ⇒ 割りばし

ランタン ⇒ ミニマグライトにコンビニ袋をかぶせる

ヘッドランプ ⇒ ノベルティでもらったクリップ付きのライトを胸ポケットに指して使う

キャンプ用イス ⇒ 20年以上前に釣具屋さんで買った折り畳みイス

火器 ⇒ 20年以上前に買って一度しか使わなかったシエラストーブ(シエラストーブについては12月7日付ブログ))

リュック ⇒ 学生の時に使っていた40リットルくらいのザック。カバン型にもなるし背負うこともできるタイプ。

こうしてみると、絶対必要な物で足りないものはテントだけでしたので、ネットで評判の良かったバンドックツーリングテントBDK-18を5500円で購入しました。

その他購入したもの
キャンプ用テーブルの代わりになるものが見つからなかったので、百均でまな板を買って地面に置いて使いました。
シエラストーブで小枝が上手く燃えなかった時の保険に、チャコールブリケットという木炭を固めたような燃料も買ってしまいました。

荷物はこの他に寒くなった時用のダウンジャケット、毛布が車の中に置いてあります。

2.若洲キャンプ場に決めました
いろいろな方のキャンプブログを見ているうちに、江東区の若洲キャンプ場に行きたくなってきたので、そこに決定しました。
大自然の中ではないけれど、区立の公園の中なので安心な気がしたので。
一泊600円とリーズナブルだし、なんかあったら車ですぐに帰れるし。

第1回ソロキャンプ

10月下旬の某日(平日)、午後3時過ぎにキャンプ場に到着しました。
テントを張ってしまうと、意外と暇なんですが、この暇な感じが気に入りました。

今夜の宿

ゲートブリッジを眺めたり、写真を撮ったり。
シエラストーブ用の小枝や枯葉も集めました。意外とたくさん集められて満足です。小枝が見つからなかった時のために家から小枝持参で来てしまったのですが。

夕方、お待ちかねの夕食つくり、というよりも本当はシエラストーブで焚き火がしたかっただけ。
シエラストーブで炊飯するのは自信がなかったので、夕食はカップヌードル、ソーセージ、ホットワインだけでしたが、自分で集めた小枝を燃やして沸かしたお湯で食べるヌードルの美味しかったこと!ソーセージもボイルして食べました。

食後はまた散歩。夜ですが公園の中は街灯がついていて真っ暗にはならないのです。

ライトアップされたゲートブリッジを見たり。

そして就寝。
暗くなってから時々警備員さんが巡回してくれていたので安心でした。
トイレも夜通し明かりがついていて(それもすごく明るい)安心でした。

朝、公園の中で目が覚めるという、非日常なシチュエーションがうれしかったです。これで晴れていれば言うことなしだったのですが、残寝ながら曇っていました。
さっそく小枝を燃やして湯を沸かしてコーヒータイム。
テントの撤収も難なく終わって帰宅しました。

反省点

スリーピングマットの代わりに敷いたフリースの毛布は、寝返りを打っていたら、ぐちゃぐちゃになってしまって役に立たなかった。
最低気温15℃でしたが、ダウンジャケットを着てフリースの毛布を掛けただけでは寒かった。

第2回ソロキャンプ

11月の最終週に行ってきました。

今夜の宿(撮影は翌朝)

毛布を敷くのはダメだと分かったのでロールマットを購入しました。さかいやオリジナルの商品で1600円でした。安いけど厚さは1センチあります。
体に掛ける毛布は前回のフリースは寒かったので、ウールにしました。

相変わらずシエラストーブでの焚き火が目的なので、いろいろな太さの枝と焚きつけ用の松ぼっくり、ヒノキの皮を持っていきました。
燃料が現地調達できるのがウリのシエラストーブなのに、ちょっとおかしいですよね。

前回よりも少し早めに行ってキャンプ場に隣接している海浜公園を散歩しようと思っていたら、間違えてゲートブリッジに乗ってしまって、お向かいの大田区城南島まで行ってしまい、キャンプ場に着いたのは前回と同じくらいの時刻でした。

雲行きも怪しくなってきたので散歩はやめて夕食タイムにしました。といってもやはりカップ麺が主食。お米を焚く自信がないのです。コンビニで買ったスモークチキンやベーコンを温めて食べました。

その後ストーブの火力を落として赤ワインをゆっくり温めながらミックスナッツをかじって若洲の夜を堪能しました。

翌朝は晴れ!

前回行かなかった海沿いの道を散策しました。

海を挟んでディズニーランドや葛西臨海公園やお台場も見えました。

反省点

今回最低気温8℃。ホカロンをお腹と背中に貼り付けて、セーター姿でウールの毛布に潜り込んで寝ましたが、どうしても肩のあたりから寒い空気が入ってきて、夜中に何度も目が覚めてしまいました。なるほど、マミー型寝袋の必要性がわかりました。



シエラストーブとは|構造と使ってみた感じ

私がキャンプの時の煮炊きに使っているのは、20年くらい前に買ったシエラストーブというものです。アメリカ製で、当時クッカーとセットで12,000円くらいだったような気がします。

そのころアウトドアブームというか、アウトドアギアのブームのようなものがあって、若い男の子が街でノースフェイスのダウンジャケットやLLビーンのブーツを身に着けていましたね。
私もアウトドアグッズが好きだったのでこんな雑誌を買っていました。で、そこでシエラストーブを見つけたわけです。

今はやりのネイチャーストーブと同じで、燃料はそこら辺に落ちている小枝や松ぼっくりですが、炉の下に乾電池で回るファンがついていて、炉の下部にある穴から強制的に空気を送り込む仕掛けになっています。

スイッチオンの状態

スイッチオフの状態

炉にファンを収納できるようになっています。クッカーにスッポリと入ります

日本の製品みたいに作りが精密ではないのが、また愛嬌があって好きです。手とか切りそうな感じなんです。でも実際には切ったことはありません。

セットの内容

炉 ファン 風防 
2枚の板は組み合わせて使います。クロスグレイトというものだそうです。五徳かと思ったら違いました。ちなみに五徳の英語はトリポッド(トライポッド?)だそうです。
クロスグレイトの用途は、炉に入りきらない長めの枝を使えるようにするのです。
このように。便利です。

お湯が沸くのにかかる時間はどのくらい?

登山用のガスストーブは使ったことがないので比較はできないのですが、自宅でお湯を沸かす感覚でいると、まぁー時間がかかります。水の量や気温や風によるので何分とかは言えないんですが。
でも、火を見つめたり、薪をくべたりしながら気長に待っていれば、そのうちお湯は沸きます。

着火のしやすさは?

暖かい時期は小枝を入れて新聞紙を少し入れてファンを回して火を点ければ簡単に火が起きたのですが、寒くなってきたら手間取るようになりました。(気温10℃だと着火剤のお世話になりました)

暖かい時期ならこの新聞紙に火をつけるだけで着火できました

風のあるときにファンを回しながら着火しようとしたら火がすぐ消えてしまうことがあって、ファンを止めたらどうにか着火できた時もありました。
燃焼するのに酸素はあったほうが良いが、温度が下がりすぎるのはダメなんでしょうね。

小枝が少し湿っていても強制的に空気が送り込まれるので着火できるということですが、煙ばかり出てなかなか着火しないこともありました。

ファンはずっと回しておくものなのかどうか、最初は試行錯誤しましたが、風の強さや火の状態を見てスイッチを入れたり切ったりするようになりました。

一筋縄ではいかないところが面白くなってきました。このストーブを手なづけていつどんな時でも着火できるようになりたいです。

小枝の量は、写真の手提げバッグに半分くらいの枝で3時間ほど遊べました。

とろ火もできますよ

ファンを回しながら小枝や割りばしをくべるとボーボーと勢いよく炎が上がります。が、ある程度太さのある枝をくべておくといい感じの熾火が出来上がります。

この日は、直径3センチくらいの山茶花の枝をくべて熾火を作り、ホットワインを作りました。
火鉢みたいに手をかざして暖をとったり、赤ワインを温めながらチビチビとやれます。
炎が欲しいときは熾火に新しい枝を突っ込んでファンを回して2~30秒するとメラメラと火が燃え上がります。

製造元らしきサイトによれば、枝や松ぼっくり以外にも炭、固形燃料も使えると書いてありましたので、朝のコーヒーの時は固形燃料を使ってみました。

自宅で試したときは、16℃無風で300mlのお湯が6分で沸騰しましたが、気温8度の屋外ではもっとかかりました。風があるのに風防を付けなったし。時間もきちんと計っていませんでした。風のせいか炎が弱々しくなってきてしまったので、小枝を追加しました。

「アウトドアベース犬山」さんのサイトによれば、燃料は木質ペレットも使えるそうです。
木質ペレット200gでお米2合が炊けるそうです。
新聞紙1日分でお米3号が炊けるそうです。

外国の方の動画で、シエラストーブをアルコールストーブの風防兼五徳として使っているのを見ましたが、さすがにかさ張りすぎてわざわざこれを使う意味がないような気がしました。使用時の高さは16センチもあるし重さも500gあるんですよ。
私は枝以外なら固形燃料が好きだなあ。

私の感覚ではシエラストーブは調理用ストーブでもあるし、焚き火台でもあります。

使う木によって火の付き易さ、火持ち、燃えたときの匂い(臭い木もある)が違うのでいろいろな木を試すのも楽しいです。自分で炉に入る大きさに切りそろえたり割ったりした薪を使うのも楽しいです。硬い木を切るといい運動になりますね。
自宅から薪を持っていくと多少荷物は増えますが気にしない。

薪についての知識は「焚き火大全」という本で得ました。

千葉県からも近くて安い若洲キャンプ場

先月の話になりますが、生まれて初めてのテント泊を江東区の若洲キャンプ場で行ってきました。
まずはキャンプ場の紹介をします。

朝のキャンプ場

1.若洲キャンプ場とは

  • 江東区立のキャンプ場。大人一人一泊600円。テントサイトの数は117。
  • デイキャンプもできる。日帰りの場合は大人一人300円。デイキャンプの収容人数は約1500名。
  • 直火での焚き火は禁止されているが、焚き火台を使っての焚き火はできる。焚き火台のレンタルもできる。
  • 野外炉、炊事場等そろっているが、入浴はコインシャワーのみ。
  • ペットを連れての入場は(ケージに入れても)禁止。
  • 園内には売店「若洲アウトドアセンター」があって、キャンプやBBQ用品のレンタルや食材などの販売を行っている。
  • お手洗いは、ウオッシュレットなどはないが、大変きれいな洋式トイレ。バリアフリー化されています。
  • 利用には事前の予約が必要です。
    どうも、予約の取りにくいキャンプ場として有名らしいです。私は平日の朝9時(予約は朝9時から)に電話をしたのですが既に話し中で、リダイヤルし続けてやっと10分後くらいにつながりました。

2.交通

  • JR京葉線・東京メトロ有楽町線・りんかい線「新木場」駅下車。都バス「木11系統 若洲キャンプ場行」に乗り、終点「若洲キャンプ場前」下車。所用時間約15分。
    ちなみに市川駅から都バス「若洲キャンプ場前」までは約1時間。
  • 駐車場もあり、車での来園も可。しかし休日は午前中から満車になることが多いようです。
    私は車で行ったのですが、蔵前通りと明治通りを通って渋滞に巻き込まれながら約1時間強といったところ。
    国道357号を使えばもっと早く行けた気がします。

3.近隣の施設

  • 海釣り施設があります。上記の売店でエサ、仕掛けが買えます。貸し竿もあります。
  • サイクリングロードがあります。レンタサイクルもあります。
  • 東京ゲートブリッジがすぐそばにあって、エレベーターで橋の上の歩道に出られます。
    自動車専用の橋だと思っていましたが、歩いて渡れるみたいです。「みたいです」といったのは、私が到着した時刻は既にエレベーターの営業が終わっていて、橋に上がれなかったから。一応自分で経験したことをきちんと書きたいので。

夕暮れの東京ゲートブリッジ

肝心のキャンプの様子は次回のブログでお話します。

「海上公園なび」のリンクです。ここから「江東区立若洲公園」を探してみて下さい。



高尾山でオリエンテーリング|パーマネントコース「高尾山頂・薬王院コース」を歩いた

高尾山にオリエンテーリングのパーマネントコース(常設コース)があるというので行ってきた。

一人でチェックポイントを探しながら山道を歩くだけなのに意外と楽しかった。

オリエンテーリング用の地図は、京王高尾山口駅を出てすぐのところにある「楓 Kaede」という売店で売っている。

コースは3つある
表高尾 スタンダードなコース 距離8Km
高尾山頂・薬王院 初心者でも気軽に楽しめるコース 距離4Km
奥高尾 日影沢林道から城山まで登る本格的コース 距離15Km

地図はどれも税込みで210円なので、表高尾と高尾山頂・薬王院の2種類を買ってみた。

この時点ですでに11時半。そもそも今日は金剛山に行くつもりだったのが疲れて寝過ごしたので高尾山にしたのだ。
一番短い距離の高尾山頂・薬王院を回ってみることにした。
スタート地点はケーブルカーの高尾山駅(麓じゃなくて山の上の方の駅)なのでリフトで上まで行った。

リフトを降りてからスタート地点までは約200m。お土産を買い忘れないように今のうちに物色。「食べる生七味唐辛子」というものを買った。

そろそろ始めようかと時計を見ると丁度12時だった。切りがいい。
誰かと競うわけではないが、徒歩でどれくらいのタイムで回れるか計ってみたい。スタート!

1番目のチェックポイント(オリエンテーリングではコントロールと呼ぶそうだ)を見つけるのに12分かかった。早いのか遅いのか見当もつかない。

コントロールはこんな感じで設置されている

2番目のコントロール、3番目のコントロールと順調に見つけてまだ12時半。
4番目に向かおうとしたらスズメ蜂の巣があるので通行止め。

この道の先なんだけど

右側の道を進む。とりあえず山頂に出てから回り込めばいいかな。(競技オリエンテーリングは回る順番は決まっているが、どの道を通るかは自由)。
競技オリエンテーリングだとコントロールは決められた順に回らないと失格だけど、これはまあ、レクリエーションだから4と5が逆になっても仕方ないかな。

山頂に着いた。平日なのにすごい混み方。お昼ご飯にカロリーメイトを食べて紅茶を飲む。暑い。
ここから4番のコントロールに行くにはかなり距離があるし、コントロールが立ち入り禁止区域の中かもしれない。
もう4番は抜かして、5番のコントロールに向かおう。

5番と6番を回ってまだ13時10分。「なんだ簡単じゃない。競技オリエンテーリングにもエントリーしてみようかな。」

しかし、7番コントロールに行くところで初めてのミス!

「道を間違えたかな」と感じた時にはすでに斜面をかなり下っていた。
山で道迷いしたら、わかる地点まで引き返すのが鉄則だけど、もう一度登る体力と気力がなくなっていたし、「これは道迷い遭難とは違うから」と言い訳をして進んでしまった。(どのみち下山するんだし。)
すると間違えたとばかり思っていた道にコントロールがあったのでますますわからなくなった。(これは別のコースのためのコントロールだった。後でわかったことだが。)

このままだと沢沿いの歩きにくい道で下山しなければならなくなって、それでは疲れるので、もう一度急坂を登ってひと休みしてから、リフトで下山した。

家に帰ってから地図をよく確かめてみたら、4差路で間違った方向に進んでいたことがわかった。確かにちょっと悩んだ場所だった。
地図はきちんと整置したつもりだったので、地図上の道の交わり具合だけを見てルートを決めてしまっていた。
あそこできちんとコンパスで方角を確認するべきだったと思う。

というわけで初心者向けのコースが完歩できませんでした。

「食べる生七味唐辛子」はさっぱりした辛さで美味しかったです。

追記 (2019.5.2)
図書館で『山岳地図の読み方・使い方』という本を借りてきたら、漫然と整置(したつもり)になっているだけじゃダメとわかりました。
この本の107ページに「、道の分岐などでどちらに行けばよいか迷ったとき」の方法が載っていました。

1.地図上で進みたい方向が、体の正面を向くように地図を持つ。この時、地図上の現在地が体の正面にあることを確認する。
2.コンパスを地図にそえ、磁北線が磁針と平行になるよう、体の向きを変える。この時、地図と体の位置関係を変えてはいけない。
3.その向きで視線を上げると、その方向が進む方向となる。

図も載っているのですが省略。
地図上の現在地と進行方向が体の正面中心に来るようにするのがコツらしいです。

同じ著者の『道迷い遭難を防ぐ 最新読図術』は持っていたのですが、後から出版された『山岳地図の読み方・使い方』は、著者が各地で講習会を開いた経験をフィードバックしているので、より初心者にも解りやすく書かれていました。

日本民家園に行ってきた|生田緑地内の民家の野外博物館

多摩丘陵の一角、生田緑地のなかにある日本民家園という、古民家を集めた野外博物館に行ってきた。
生田緑地を散策するついでにちょっと寄ってみるつもりが、面白くて2時間以上滞在していた。

これほどのものがたったの500円で見られるとは正直驚いた。
開園から50年以上経つのにどの民家も保存状態がよいし、敷地全体もきれいに手入れされていた。

敷地は丘陵の地形を利用して、林の中に民家が見え隠れするような風景になっている。想像していたよりもずっと広かった。
ここに主に東日本を中心に各地から移築された古民家が二十数件あり、古いものだと江戸時代に建てられたものもある。
解説版も充実している。

名主クラスの人が住んでいた建物が多いため、大きな建物が多かった。

重厚感のあるかやぶき屋根。厚さは70~1メートルくらいありそう。


ふき替えにかかる費用は2千万から3千万円くらいだとか。

板葺きの屋根もある。

合掌造りの民家の大きさに圧倒された。
一口に合掌造りといっても地域により少しずつ違いがあった。

見事なカーブを見せる梁。チョウナ梁というそうだ。

古民家は、地域の気候風土に合わせて建てられていたので、造りや材質も少しづつ違う。

山梨の寒風が吹きすさぶ地域の民家。寒さを防ぐために窓らしい窓がなく、中は非常に暗かった。しかし、中で火を焚くと他の民家よりも暖かいのだそうだ。

出入口以外はこんな窓が数か所あるだけ。

千葉県九十九里の民家は開口部が広かった。

かぶと屋根の民家。豪雪地帯に建てられた民家で、冬は1階部分が雪に埋もれてしまうので2階から出入りしたそうだ。
屋根の出っ張ったところは障子戸がついて出入りできる。

壁材も地域により違いがあって、雪の積もる地方は土壁だと溶けてしまうので板張りにすることが多いそうだ。

土台は石に柱が載っているだけ。でもこの前の震災ではほとんど被害はなかったそうだ。

【「炉端の会」と床上活動】
民家の中の数棟で、囲炉裏に実際に火をおこしている棟があって、そこは見学者も中に上がって自由に見ることができる。

火を起こしているのは「炉端の会」というボランティア団体のスタッフの方で、民家の解説もしてくれる。皆さんとても気さくでいい方だった。
私が一人でいたら、「お一人で来るっていうことは、とても民家がお好きなのね。」と話しかけられ、「せっかくだから上がっていきなさい。」と再三進められたのだが、紐の調整がすごく面倒くさい運動靴を履いていたのできちんと説明してお断りしたら、「次はぜひ、脱ぎやすい靴でいらして」と、シュロの葉で作ったバッタをもらった。
時々バッタ作り方の教室もやっているそうだ。

中で食事をしてもいい棟もあって、囲炉裏の脇でコンビニ弁当らしきものを召し上がっている方もいた。
この、囲炉裏に火をおこしながら見学者に解説をするのは「床上公開」といって、真夏の暑い時期以外は毎日数棟で行われているそうだ。煙で害虫を防除して建物を守る効果があるとか。

床上公開していない棟でも、土間の部分は入ることができる。

【親切なガイドさんに会った】
「炉端の会」のスタッフで園内でフリーガイドをしている方々もいて、ガイド予約なしで来園している団体や個人で来園した方の希望に応じて園内を案内しているそう。

私は一人で見てまわっていたのだが、ガイドの竹内さんという方と2度3度と顔を合わせていたら、「この先案内しましょう」という流れになって、1時間くらい1対1でガイドしてもらった。

案内版には書いていないことや、当時の人々の生活などの面白いお話をたくさんうかがうことができた。どうもありがとうございました。

【室内展示もある】
農具などのほか、古民家の建てかたの解説図、屋根の種類の解説など。
とても地味な「古民家と里蜂」についてのパネルが良かった。蜂は益虫としての面も持ち、里山では人と蜂が共存してきたという。

【古民家園への行き方】
最寄り駅は小田急「向ヶ丘遊園駅」(新宿から急行で約20分)
駅の南口から徒歩約15分で生田緑地の東口に着く。東口を入って5分くらいで右手に民家園入り口になる。
東口に案内板がある。

入場料は大人で500円。年間パスポートが1000円で買える。

季節ごとにいろいろな行事が催されるということなので年、間パスポートがあるのも納得。個人的に行ってみたいのは、11月の日が暮れてからライトアップされた民家で昔話を聞く催し。

季節ごとに通ったり、雪の日の朝から写真を撮りに来たりするファンもいるそうだ。

【このほかに行った場所】
ホタルの里。いわゆる谷津という地形になっている湿地帯。ホタルの時期は終わっていたが、途中の林でクロツグミのさえずりがきれいだった。

長者穴古墳群。
発掘調査では山の斜面に30もの横穴が発見されたというが、歩道からは数個しか見えなかった。
人骨や副葬品も見つかったそうだ。
地味すぎて写真はなし。

【時間切れで行けなかった】

水生植物観察池と岡本太郎ミュージアムは行きたかったなあ。