ネットなどでアルコールストーブの作り方を探すと、空き缶に穴をあけたり、空き缶にきれいに折り目を入れたりしています。
ドリルを持っていない人や、手先が不器用できれいな折り目が作れない人は、どうすれば良いのでしょうか?
私は次のような方法でアルコールストーブを作りました。
作ったなどとエラソーに言えない代物ですが、オープンフレーム型という名前がちゃんとついているのです。
作り方
1 空き缶を用意する。
左は43グラム入り龍角散の空き缶。直径約6.7センチ。
右は雑貨屋さんで買った小物入れ。直径約4.3センチ。
大きさがイメージしやすいように、BE-PALの付録の焚き火台と一緒に写しました。
自分が使う予定の五徳に合わせて缶を探してください。
私の場合は、出番が多いのは小さい方の缶です。
大きい方は、燃料の量にもよるかもしれませんが、火力が強くて少し怖い。
2 この中に燃料用アルコールを入れて火を点ければ、オープンフレーム型アルコールストーブになりますが、アルコールをこぼしそうで怖いので中に不燃物を詰めます。
不燃物としては、スチールたわしやカーボンフェルトなどが使われることが多いようですが、私はアース製薬の蚊取り線香”アース渦巻香”の蓋の裏側についているグラスウールを円形に切り取って缶に詰めました。缶の深さに合わせて2~3枚重ねると良いでしょう。
3 火を点けるとこんな感じです。
シエラカップをのせると、いい感じに炎が広がります。
このアルコールストーブは満タンで約30ml弱のアルコールが入ります。
これできちんと風防をして熱が逃げないようにすれば、お米が炊けます。(4分の3合まで炊けるのは実践済み。たぶん1合でも炊けると思います)
何度も使っていますが、グラスウールはほぼ白いままです。
こっちの写真は、冷凍の鶏肉団子入りスープを温めているところです。
テーブルなどの上で使うときにも、アース渦巻香のフタが役に立ちます。フタ欲しさに渦巻香を何個も買いました。
テーブルは温かくはなりますが焦げたりはしません。(長時間使うときはどうなるかわからないので注意!)
燃料用アルコールは近所のドラッグストアで税込み327円でした。
横に写っているのはハイカーズデポで購入したボトルで、これにアルコールを入れて持ち運びます。
「高強度、低吸湿、高耐薬、高耐食性という特性をもつポリプロピレン(PP)の100mlボトル。15mlのメジャーカップ付属とアルコールストーブユーザーには嬉しい設計。 」(ハイカーズデポHPより)
という製品。
同じものがFREELIGHTというショップでも売られています。どちらもネットで購入できます。
実際にもち歩くときには、このボトルをさらにジップロックに入れています。
私はこれ以外のアルコールストーブは使ったことがないので、他製品との比較はできません。
この本でオープンフレーム型アルコールストーブを知りました。ほんの少し触れられているだけですが。
ミニマムキャンプを目指す人にとっては、バイブルになりそうな本です。