シエラストーブとは|構造と使ってみた感じ

私がキャンプの時の煮炊きに使っているのは、20年くらい前に買ったシエラストーブというものです。アメリカ製で、当時クッカーとセットで12,000円くらいだったような気がします。

そのころアウトドアブームというか、アウトドアギアのブームのようなものがあって、若い男の子が街でノースフェイスのダウンジャケットやLLビーンのブーツを身に着けていましたね。
私もアウトドアグッズが好きだったのでこんな雑誌を買っていました。で、そこでシエラストーブを見つけたわけです。

今はやりのネイチャーストーブと同じで、燃料はそこら辺に落ちている小枝や松ぼっくりですが、炉の下に乾電池で回るファンがついていて、炉の下部にある穴から強制的に空気を送り込む仕掛けになっています。

スイッチオンの状態

スイッチオフの状態

炉にファンを収納できるようになっています。クッカーにスッポリと入ります

日本の製品みたいに作りが精密ではないのが、また愛嬌があって好きです。手とか切りそうな感じなんです。でも実際には切ったことはありません。

セットの内容

炉 ファン 風防 
2枚の板は組み合わせて使います。クロスグレイトというものだそうです。五徳かと思ったら違いました。ちなみに五徳の英語はトリポッド(トライポッド?)だそうです。
クロスグレイトの用途は、炉に入りきらない長めの枝を使えるようにするのです。
このように。便利です。

お湯が沸くのにかかる時間はどのくらい?

登山用のガスストーブは使ったことがないので比較はできないのですが、自宅でお湯を沸かす感覚でいると、まぁー時間がかかります。水の量や気温や風によるので何分とかは言えないんですが。
でも、火を見つめたり、薪をくべたりしながら気長に待っていれば、そのうちお湯は沸きます。

着火のしやすさは?

暖かい時期は小枝を入れて新聞紙を少し入れてファンを回して火を点ければ簡単に火が起きたのですが、寒くなってきたら手間取るようになりました。(気温10℃だと着火剤のお世話になりました)

暖かい時期ならこの新聞紙に火をつけるだけで着火できました

風のあるときにファンを回しながら着火しようとしたら火がすぐ消えてしまうことがあって、ファンを止めたらどうにか着火できた時もありました。
燃焼するのに酸素はあったほうが良いが、温度が下がりすぎるのはダメなんでしょうね。

小枝が少し湿っていても強制的に空気が送り込まれるので着火できるということですが、煙ばかり出てなかなか着火しないこともありました。

ファンはずっと回しておくものなのかどうか、最初は試行錯誤しましたが、風の強さや火の状態を見てスイッチを入れたり切ったりするようになりました。

一筋縄ではいかないところが面白くなってきました。このストーブを手なづけていつどんな時でも着火できるようになりたいです。

小枝の量は、写真の手提げバッグに半分くらいの枝で3時間ほど遊べました。

とろ火もできますよ

ファンを回しながら小枝や割りばしをくべるとボーボーと勢いよく炎が上がります。が、ある程度太さのある枝をくべておくといい感じの熾火が出来上がります。

この日は、直径3センチくらいの山茶花の枝をくべて熾火を作り、ホットワインを作りました。
火鉢みたいに手をかざして暖をとったり、赤ワインを温めながらチビチビとやれます。
炎が欲しいときは熾火に新しい枝を突っ込んでファンを回して2~30秒するとメラメラと火が燃え上がります。

製造元らしきサイトによれば、枝や松ぼっくり以外にも炭、固形燃料も使えると書いてありましたので、朝のコーヒーの時は固形燃料を使ってみました。

自宅で試したときは、16℃無風で300mlのお湯が6分で沸騰しましたが、気温8度の屋外ではもっとかかりました。風があるのに風防を付けなったし。時間もきちんと計っていませんでした。風のせいか炎が弱々しくなってきてしまったので、小枝を追加しました。

「アウトドアベース犬山」さんのサイトによれば、燃料は木質ペレットも使えるそうです。
木質ペレット200gでお米2合が炊けるそうです。
新聞紙1日分でお米3号が炊けるそうです。

外国の方の動画で、シエラストーブをアルコールストーブの風防兼五徳として使っているのを見ましたが、さすがにかさ張りすぎてわざわざこれを使う意味がないような気がしました。使用時の高さは16センチもあるし重さも500gあるんですよ。
私は枝以外なら固形燃料が好きだなあ。

私の感覚ではシエラストーブは調理用ストーブでもあるし、焚き火台でもあります。

使う木によって火の付き易さ、火持ち、燃えたときの匂い(臭い木もある)が違うのでいろいろな木を試すのも楽しいです。自分で炉に入る大きさに切りそろえたり割ったりした薪を使うのも楽しいです。硬い木を切るといい運動になりますね。
自宅から薪を持っていくと多少荷物は増えますが気にしない。

薪についての知識は「焚き火大全」という本で得ました。