月別アーカイブ: 2015年2月

小倉昌男著「経営学」を読んで|ビジネス書としての面白さ

宅急便を開始して、ヤマト運輸を大企業に育て上げた、小倉昌男氏の最初の著書です。

「経営学」などという書名から、大げさな経営理念を大上段に掲げた本、もしくは著者の一代記というイメージがあったのですが、全く違いました。

中心になるのは、宅急便を始めたいきさつからそれを軌道に乗せるまでの話です。

著者がどこからヒントを得たか、どういう計画をどのように立てたか等がとても具体的に数字もまじえながら記されています。

立派にビジネス書としても通用する内容でした。

記述も客観的でごくオーソッドクスな書き口で好感がもてました。

もともとヤマト運輸が扱っていたのは、商業貨物。
定期的に出荷され(反復的)、輸送ルートは決まっており(定型的)、輸送ロットは中または大口(大量的)。
対して、個人相手の輸送市場は、いつどこの家庭から出荷されるか分からない(偶発的)、
行先もまちまち(非定型的)。
運送業者にとってどちらが扱いやすいかは、一目瞭然。

民間業者は明らかに採算が取れないとにらんで、どこも参入していませんでした。成功すれば独り勝ちの市場です。

「個人宅配は、集配効率が極めて悪い」。小倉社長は、この“常識”をあえて疑い、効率よく集配するための仮説をたてるところから作業は始まります。

これまでの運送業者がやったことのない不特定多数を相手にする市場。著者はマーケティングの手法でそこに参入します。

このあたりが読んでいて一番面白かったところです。

ところで、私は宅急便について商業貨物輸送の一形態だという認識だったのですが、全く違うのだそうです。

小倉社長は最初から、今までの小口輸送とは全く違う業態を目指していたそうです。

この本が出版されてから16年たちますが、全然古臭さを感じません。書店では松下幸之助氏の著書と並んで売られていました。松下氏の著書共々、現代の古典と言えるのかもしれません。

深川江戸資料館に行ってみた|住民設定のある面白さ

実際に行くまでは、再現された江戸時代の深川の町並みを5~10分くらいで通過する、という程度の施設だと思っていた。
しかし、実際の滞在時間は1時間20分。
この施設は、すばらしく面白いし、かつ楽しい。
昭和61年の開設だというから、早く行けばよかった。

良かったところを箇条書きで。

●ボランティア解説員の方が、声をかけてくれて、次から次へと解説していただける。質問したことにも、きちんと答えていただける。しかも、話しが面白い。
※ボランティアさんの話しは聞かないと損。複数のボランティアさんと話すと、より一層面白い。

●展示には住民の設定(ストーリー)があり、どんな暮らしをしていたか、想像するのが楽しい。
※住民の設定は、ボランティアさんからの説明で分かる。

●靴を脱いで建物内部の畳に上がり、部屋の中を隅々まで見ることができる。生活用品も、興味を引くものばかり。

●今でいう「店舗のシャッター」は、展示の店舗にもあり、しかも実際に開閉できる。

●建物は張りぼて的な展示ではなく、江戸時代の工法に忠実に建てられている。このことは、館内で見ることのできる映像資料からも分かる。

●普通にしていたら人目につかないようなところまできちんと作りこまれている。(天ぷら屋さんの屋台を見つけたら、ぜひ後ろ側も見てください。)

個人的には、シンプルな生活様式に憧れがあるので、江戸町民の生活を想像できて楽しかった。
また、江戸の町民生活においては、リサイクルが徹底されていることを再認識させられた。

「深川江戸資料館 展示解説書」(500円)も内容が充実しており、帰った後も解説書をめくって楽しんでいる。

この展示は四季があるそうなので、季節を変えて、再び行ってみたい。

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タバタ式インターバルに向くのは、どんなトレーニングか

きつくて心泊数が上がる運動ならなんでもいいわけですが。
色々と試してみました。

1.自転車。
田畑博士の実験は自転車エルゴメーターで行われたので、自転車を20秒全力でこぎ、10秒休むというのはいい考えのようですが、実際には安心して自転車を全力で走らせることができる場所を見つけるのが難しいです。【C】
*フィットネスクラブでエアロバイクを漕ぐのは【A】。

2.ランニング。
自転車と同じような意味で難しいです。見通しのよい土手などでは可能ですが、周りに人がいるところで10秒毎にダッシュするのがなんとなく恥ずかしいです。【B】

3.腕立て伏せ。
息が上がる前に腕が疲れてしまいました。【C】

4.ヒンズースクワット。
うまく息が上がりませんでした。【C】

5.バーピー。
動作が大きい分、20秒できちんと切り上げるのが難しいです。心拍数は上がります。【B】

6.なわとび。
腿を高く上げて跳んだり、二重跳びなら。【A】

7.その場で腿あげダッシュ。
効くと思います。(手軽ですが集合住宅で出来ないのが残念です)【B】

8.サンドバッグを全力でたたく。
ジムに自分用のインターバルタイマーを持参すればできます。効くと思いますが、周囲にマニアックな感じを与えそうで気が引けます。【B】

9.ケトルベルスイング。
色々試してみて、6年前からこれに落ち着きました。部屋で手軽にできるのがいいです。8キロのケトルベルを使っています。【A】

*ケトルベルについて具体的に知りたい方は松下タイケイ氏(SFGレベル2公認ケトルベルインストラクター)のブログを見て下さい。

コンスタンス・レイド著 芹沢正三訳「ゼロから無限へ」を読んで

サブタイトルは、「数論の世界を訪ねて」。
講談社のブルーバックス、初版は1971年。

数学(算数)は、実用上の必要にあてはめて運用できれば、実生活に困ることはない、と考えています。
しかし、この本は、実用上の必要を離れて数そのものの性質について、説明してくれています。

本書中にも、弟子がユークリッドに向かって
この定理が証明できたら、金がいくら儲かるのですか。
ときいたら、ユークリッドは弟子を追い出した、という話しが紹介されています。
数の研究は、実生活に直ちに役に立つものではなくて、数そのものに魅力がある、ということでしょう。

本書には出てきませんが、数の性質の研究を「数論」といい、「数論」は「数学の女王」といわれ(女王は誰にも奉仕しないから)、実社会では役に立たないものとされています。
数論のうち、「素数」の性質は、コンピュータによる情報化分野で活用されているように思いますが。

私自身は数について研究するつもりは全くありませんが、本書を読んだ結果、ひとつ思い至ったことがあります。
数の性質を知ることにより、実用上の必要にあてはめることのできる数学(算数)の範囲が広がる可能性がある
ということです。
いいかえると、
数の性質に興味が持てれば、数学(算数)アレルギーが減って、実生活で数学(算数)のできる人になれる
かもしれない。

本書は、説明の調子も軽快で、読みやすくなっています。
構成は、ゼロから始まり、1~9の性質、そして無限およびe(ネピアの数)の話しまで。
読んでみれば、「確かに、その通り。」と思える数の性質が出てきますが、普通に生活していたら気付けないことばかりです。読んでいる最中は、けっこう楽しい時間を過ごせました。
しかし。
たぶん3日も経てば忘れてしまうと思います。直ぐには役に立ってくれない内容ですから。

太く逞しい腕を作るトレーニング|上腕三頭筋を鍛える

ほとんどの女性には興味のない話題でしょうが、太い腕にあこがれる男性は多そうなので。
(このブログは弊事務所の女性所員が書いています。)

腕のトレーニングで真っ先に思い浮かぶのは、ダンベルやバーベルで行うアームカールという運動でしょう。

手のひら側を上に向けてダンベルやバーベル(両方書くと長いので以降ダンベルで代表させます。)を持ち、肘をまげてダンベルを上下に上げ下ろしする運動のことです。

これは上腕二頭筋(俗にいう力こぶのことです。)を発達させる運動です。

ここに加えて、上腕三頭筋も鍛えれば腕はもっとたくましくなります。

上腕三頭筋とは、二の腕の、女の人が俗に「振り袖」といっている部分です。
この筋肉は上腕二頭筋よりもボリュームがある筋肉なのできちんと鍛えれば見栄えのする腕になります。

上腕二頭筋は肘を曲げる動作、三頭筋は肘を伸ばして身体を支えるときに働く筋肉ですので、腕立て伏せで手軽に鍛えることができます。

この時注意するのは、腕を最後までしっかりと伸ばすことです。回数をかせごうとして、腕を伸ばしきらないままだとあまり効果はありません。
1回1回きちんと肘が伸びて上腕三頭筋がきちんと収縮しているのを確認します。

普通の腕立て伏せだと負荷が足りないときは、椅子などを使って足を高い位置に置くといいでしょう。

回数は、よく言われるような10回で3セットというのにこだわらずに、腕が疲れるまでやればいいと思います。上腕三頭筋はトレーニングしていると割と簡単にパンプアップしてくれるので達成感があります。

理由は分かりませんが、私の経験ではこの筋肉はわりと簡単に大きくなる気がします。