高尾山でオリエンテーリング|パーマネントコース「高尾山頂・薬王院コース」を歩いた

高尾山にオリエンテーリングのパーマネントコース(常設コース)があるというので行ってきた。

一人でチェックポイントを探しながら山道を歩くだけなのに意外と楽しかった。

オリエンテーリング用の地図は、京王高尾山口駅を出てすぐのところにある「楓 Kaede」という売店で売っている。

コースは3つある
表高尾 スタンダードなコース 距離8Km
高尾山頂・薬王院 初心者でも気軽に楽しめるコース 距離4Km
奥高尾 日影沢林道から城山まで登る本格的コース 距離15Km

地図はどれも税込みで210円なので、表高尾と高尾山頂・薬王院の2種類を買ってみた。

この時点ですでに11時半。そもそも今日は金剛山に行くつもりだったのが疲れて寝過ごしたので高尾山にしたのだ。
一番短い距離の高尾山頂・薬王院を回ってみることにした。
スタート地点はケーブルカーの高尾山駅(麓じゃなくて山の上の方の駅)なのでリフトで上まで行った。

リフトを降りてからスタート地点までは約200m。お土産を買い忘れないように今のうちに物色。「食べる生七味唐辛子」というものを買った。

そろそろ始めようかと時計を見ると丁度12時だった。切りがいい。
誰かと競うわけではないが、徒歩でどれくらいのタイムで回れるか計ってみたい。スタート!

1番目のチェックポイント(オリエンテーリングではコントロールと呼ぶそうだ)を見つけるのに12分かかった。早いのか遅いのか見当もつかない。

コントロールはこんな感じで設置されている

2番目のコントロール、3番目のコントロールと順調に見つけてまだ12時半。
4番目に向かおうとしたらスズメ蜂の巣があるので通行止め。

この道の先なんだけど

右側の道を進む。とりあえず山頂に出てから回り込めばいいかな。(競技オリエンテーリングは回る順番は決まっているが、どの道を通るかは自由)。
競技オリエンテーリングだとコントロールは決められた順に回らないと失格だけど、これはまあ、レクリエーションだから4と5が逆になっても仕方ないかな。

山頂に着いた。平日なのにすごい混み方。お昼ご飯にカロリーメイトを食べて紅茶を飲む。暑い。
ここから4番のコントロールに行くにはかなり距離があるし、コントロールが立ち入り禁止区域の中かもしれない。
もう4番は抜かして、5番のコントロールに向かおう。

5番と6番を回ってまだ13時10分。「なんだ簡単じゃない。競技オリエンテーリングにもエントリーしてみようかな。」

しかし、7番コントロールに行くところで初めてのミス!

「道を間違えたかな」と感じた時にはすでに斜面をかなり下っていた。
山で道迷いしたら、わかる地点まで引き返すのが鉄則だけど、もう一度登る体力と気力がなくなっていたし、「これは道迷い遭難とは違うから」と言い訳をして進んでしまった。(どのみち下山するんだし。)
すると間違えたとばかり思っていた道にコントロールがあったのでますますわからなくなった。(これは別のコースのためのコントロールだった。後でわかったことだが。)

このままだと沢沿いの歩きにくい道で下山しなければならなくなって、それでは疲れるので、もう一度急坂を登ってひと休みしてから、リフトで下山した。

家に帰ってから地図をよく確かめてみたら、4差路で間違った方向に進んでいたことがわかった。確かにちょっと悩んだ場所だった。
地図はきちんと整置したつもりだったので、地図上の道の交わり具合だけを見てルートを決めてしまっていた。
あそこできちんとコンパスで方角を確認するべきだったと思う。

というわけで初心者向けのコースが完歩できませんでした。

「食べる生七味唐辛子」はさっぱりした辛さで美味しかったです。

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日本民家園に行ってきた|生田緑地内の民家の野外博物館

多摩丘陵の一角、生田緑地のなかにある日本民家園という、古民家を集めた野外博物館に行ってきた。
生田緑地を散策するついでにちょっと寄ってみるつもりが、面白くて2時間以上滞在していた。

これほどのものがたったの500円で見られるとは正直驚いた。
開園から50年以上経つのにどの民家も保存状態がよいし、敷地全体もきれいに手入れされていた。

敷地は丘陵の地形を利用して、林の中に民家が見え隠れするような風景になっている。想像していたよりもずっと広かった。
ここに主に東日本を中心に各地から移築された古民家が二十数件あり、古いものだと江戸時代に建てられたものもある。
解説版も充実している。

名主クラスの人が住んでいた建物が多いため、大きな建物が多かった。

重厚感のあるかやぶき屋根。厚さは70~1メートルくらいありそう。


ふき替えにかかる費用は2千万から3千万円くらいだとか。

板葺きの屋根もある。

合掌造りの民家の大きさに圧倒された。
一口に合掌造りといっても地域により少しずつ違いがあった。

見事なカーブを見せる梁。チョウナ梁というそうだ。

古民家は、地域の気候風土に合わせて建てられていたので、造りや材質も少しづつ違う。

山梨の寒風が吹きすさぶ地域の民家。寒さを防ぐために窓らしい窓がなく、中は非常に暗かった。しかし、中で火を焚くと他の民家よりも暖かいのだそうだ。

出入口以外はこんな窓が数か所あるだけ。

千葉県九十九里の民家は開口部が広かった。

かぶと屋根の民家。豪雪地帯に建てられた民家で、冬は1階部分が雪に埋もれてしまうので2階から出入りしたそうだ。
屋根の出っ張ったところは障子戸がついて出入りできる。

壁材も地域により違いがあって、雪の積もる地方は土壁だと溶けてしまうので板張りにすることが多いそうだ。

土台は石に柱が載っているだけ。でもこの前の震災ではほとんど被害はなかったそうだ。

【「炉端の会」と床上活動】
民家の中の数棟で、囲炉裏に実際に火をおこしている棟があって、そこは見学者も中に上がって自由に見ることができる。

火を起こしているのは「炉端の会」というボランティア団体のスタッフの方で、民家の解説もしてくれる。皆さんとても気さくでいい方だった。
私が一人でいたら、「お一人で来るっていうことは、とても民家がお好きなのね。」と話しかけられ、「せっかくだから上がっていきなさい。」と再三進められたのだが、紐の調整がすごく面倒くさい運動靴を履いていたのできちんと説明してお断りしたら、「次はぜひ、脱ぎやすい靴でいらして」と、シュロの葉で作ったバッタをもらった。
時々バッタ作り方の教室もやっているそうだ。

中で食事をしてもいい棟もあって、囲炉裏の脇でコンビニ弁当らしきものを召し上がっている方もいた。
この、囲炉裏に火をおこしながら見学者に解説をするのは「床上公開」といって、真夏の暑い時期以外は毎日数棟で行われているそうだ。煙で害虫を防除して建物を守る効果があるとか。

床上公開していない棟でも、土間の部分は入ることができる。

【親切なガイドさんに会った】
「炉端の会」のスタッフで園内でフリーガイドをしている方々もいて、ガイド予約なしで来園している団体や個人で来園した方の希望に応じて園内を案内しているそう。

私は一人で見てまわっていたのだが、ガイドの竹内さんという方と2度3度と顔を合わせていたら、「この先案内しましょう」という流れになって、1時間くらい1対1でガイドしてもらった。

案内版には書いていないことや、当時の人々の生活などの面白いお話をたくさんうかがうことができた。どうもありがとうございました。

【室内展示もある】
農具などのほか、古民家の建てかたの解説図、屋根の種類の解説など。
とても地味な「古民家と里蜂」についてのパネルが良かった。蜂は益虫としての面も持ち、里山では人と蜂が共存してきたという。

【古民家園への行き方】
最寄り駅は小田急「向ヶ丘遊園駅」(新宿から急行で約20分)
駅の南口から徒歩約15分で生田緑地の東口に着く。東口を入って5分くらいで右手に民家園入り口になる。
東口に案内板がある。

入場料は大人で500円。年間パスポートが1000円で買える。

季節ごとにいろいろな行事が催されるということなので年、間パスポートがあるのも納得。個人的に行ってみたいのは、11月の日が暮れてからライトアップされた民家で昔話を聞く催し。

季節ごとに通ったり、雪の日の朝から写真を撮りに来たりするファンもいるそうだ。

【このほかに行った場所】
ホタルの里。いわゆる谷津という地形になっている湿地帯。ホタルの時期は終わっていたが、途中の林でクロツグミのさえずりがきれいだった。

長者穴古墳群。
発掘調査では山の斜面に30もの横穴が発見されたというが、歩道からは数個しか見えなかった。
人骨や副葬品も見つかったそうだ。
地味すぎて写真はなし。

【時間切れで行けなかった】

水生植物観察池と岡本太郎ミュージアムは行きたかったなあ。

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奥御岳渓谷(ロックガーデン)に行ってきた|東京都青梅市

【奥御岳渓谷(ロックガーデン)とは】
御岳山山頂部から西に延びる尾根沿いの道を進んだところにある美しい渓谷。多摩川の支流、秋川の源流域になるそう。
中世の頃は御嶽神社の裏参道で、大岳山を越えて檜原街道へ抜ける抜け道だったらしい。
現在は天狗岩の先から綾広の滝までの約2キロが遊歩道として整備されていて、ロックガーデンの名で親しまれている。

【御岳山とは】
御岳山は東京都青梅市に位置する標高929メートルの山。ハイキング地図などでは奥武蔵と呼ばれている地域。
ケーブルカーを使えば割と楽に山頂に立てるし、本格的な山歩きもできるという高尾山的な性格を持っているが、もっとずっと山深い。
山頂には武蔵御嶽神社が建っており、山岳信仰の中心として中世から戦国時代には関東の修験の中心となっていたそうだ。

【ロックガーデン日帰りハイキングに行ってきた】
8月のある平日(しかしまだお盆休みの人も多そうな時期)6時15分に市川駅発の各駅に乗り、御茶ノ水と青梅で乗り換え、8時20分に御嶽駅到着。
8時25分に西東京バスに乗り、8時38分にケーブルカー駅(滝本駅)に到着。ケーブルカーに6分乗れば標高約800メートルの御岳山駅。

駅の前はお土産物屋さん(食事もできるらしい)。ちょうどレンゲショウマの季節で、店先にもレンゲショウマの鉢植えが置かれていた。レンゲショウマの群生地も気になったが、今日の目的はロックガーデンなので先を急ぐことに。山は天気が変わりやすいので昼頃にケーブルカー駅に戻る予定。

歩き始めの道は森の中の未舗装の道。やがて舗装路と集落に行き当たった。標高800メートルの山の上にビジターセンター、宿坊、ユースホステル、土産物屋などが集まって小さな町ができていた。
東京都指定の文化財の住宅などもあり、ちょっとした観光地を歩いているようだった。

集落を抜けると再び山道。道はきちんと整備されているが傾斜は急。天狗岩を過ぎて急坂を下っていくとせせらぎが現れた。

いよいよロックガーデン。想像していたよりも広がりのある空間で、山の上にこんな広い渓流が!と驚いた。
道は手入れされていて歩きやすかった。所々握り拳大の石があるのが少し歩きにくいくらい。特に滑りやすい場所もなかった。
先月行った高尾山の六号路の方が、木の根が滑ったりして歩きにくかった。

写真で見たときは沢の中の岩伝いに歩くのかなと思ったけれど、流れの脇の遊歩道を歩くようになっていた。時々流れを横切る場所が出てくるが、足場はしっかりしていて安心して歩けた。遊歩道まで水がしみだしている場所もあったので布製の靴はやめたほうがいいかもしれない。他の人のブログでは雨天の後は増水して大変だったらしい。私が行った日は晴天が続いた時期。

苔むした岩が美しい。ミニ奥入瀬とも呼ばれているそうだ。

最後に綾広の滝が現れる。

滝の近くの岩肌。光線の具合が気に行ったので撮った。
同行者はやたらと「ジブリの世界!」を連発していた。

ロックガーデンとはここでお別れ。
山の斜面につけられた道を登って、御嶽神社を参拝したり、家族へのお土産に柚子とうがらしというものを買ってみたり。

少し遅いお昼ごはんは天ざるセット。

2時15分のケーブルカーで下山したが、混んでいた。バスは増便されていたのであまり待たずに御嶽駅に戻れた。
15時2分の電車に乗って市川に着いたのは17時半。向こうでだいぶゆっくりしたつもりなのに、それほど遅くならずに帰れた。

【その他】
御嶽駅からケーブルカー駅までは西東京バスを使った。スイカで乗れた。駅から歩いても行けなくはなさそうだが急坂なので、ここで体力を使うのは勿体ないと思う。

ケーブルカー乗車券はスイカやパスモで買える。改札口で直接タッチして乗ることもできる。

お手洗いはあちこちにあるので安心。

神社の周りでは犬連れの参拝客をたくさん見かけた。御嶽神社ではニホンオオカミが「おいぬ様」としてお祀りされていて、「おいぬ様」にちなんで愛犬祈願を行っているのだ。
神社周辺のお土産物屋さんやお食事処も犬連れOKのところが多かった。

御嶽駅のすぐ脇にあるインフォメーションセンターで地図やパンフレットがもらえる。私はここで「関東ふれあいの道」の地図をもらってきた。中は冷房が効いていたので電車を待つ間ここで涼ませてもらった。職員がとても親切な方だった。

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高尾山6号路の飛び石を目指して|東京都八王子市

猛暑が一息ついた7月某日、高尾山へ行ってきた。
目的は6号路を歩くこと。

手元のガイドブックに、「夏は沢沿いのコースが涼しい(高尾山6号路)」という説明文とともに、沢の中の飛び石を歩く登山者の写真が載っているのを見て、行きたかったコース。

去年の秋から冬にかけて「朝比奈の切通し」や「獅子舞の谷」「鷹取山の神武寺コース」といった沢沿いの道を歩くハイキングが続き、それがまた楽しかったので、今、「沢」がマイブームになっている。
高尾山の「沢」はどんなだろう。

京王線高尾山口駅を出て、ケーブルカー乗り場の左の道へ行く。しばらく舗装路が続き、左手に「6号路」の案内版と未舗装の道が現れる。
さて、肝心の「沢」は。
道の右手に、両岸が土手の細い小川が流れている。「獅子舞の谷」などは川岸と川床が岩だったが、「岩と土ではこれほど雰囲気が違うのか」と思いつつ歩く。
道から沢までの距離がなんだか遠い。写真の場所はまだマシな方で、場所によっては沢が道から5,6メートル下の方にあったりする。川岸には草が茂って水面がよく見えなかったりもする。

歩き始めはこんな感じの道。まだ歩きやすい。

高尾山は何回か来たことがあるが、6号路は初めて。今まで通ったことのある道と比べてだいぶ狭い。木の根がボコボコしている場所やツルツルの岩場があって緊張する。
とても蒸し暑い。汗で時々メガネがずれる。水辺の道は涼しい…わけではなかった。「逆に湿度が高いのでは」と思ったりする。高尾山口駅に降り立った時よりも確実に蒸し暑くなっている。

ところどころ、沢に下りられる場所もあるが、なかなか写真で見たような沢の中を歩く道が出てこない。
この道の所要時間は登りで90分なのだが、もう優に60分以上は歩いた頃、木橋と4号路への分岐が現れた。

待ちに待った沢の中の道。
しかし、この道は10分くらいで終わり。
ここを通過すると、道は高度を上げて沢からぐんぐん遠ざかって4差路へつながり、5分も歩けば山頂である。
後で地図を見返したが、沢の中の道はせいぜい80メートルくらいしかなかったと思う。

帰りは1号路(表参道)からケーブルカーで下山した。
表参道は6号路とは全く違う「観光地」の顔を見せているので一度の山登りで2倍楽しめる。お土産物屋さんも多く、私は「唐辛子ふりかけ」を買った。

この日は朝起きたら涼しかったので急遽高尾山行きを決めて、9時20分に市川の自宅を出発、午後4時20分に帰宅した。手軽に行けるのが高尾山の良いところだと思う。

おまけ。朝比奈の切通し(鎌倉)。昨年11月撮影。

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向島百花園|植物好きにお勧めの都立庭園

向島百花園は、都内に九つある都立庭園のうちの一つです。
庭園といっても刈り込んだ植木や庭石からできている日本庭園とは趣がちがって、名前のごとく植物園のようなものです。

豊かに茂った樹木の間を小径が通り、日本や中国の古典に詠まれている草花が植えられています。
また、随所に29の句碑や石柱が建てられています。

私が行った時期はキキョウとアジサイくらいしか咲いていなかったのですが、パンフレットによれば、1月のスイセンから始まってフクジュソウ、梅、キブシ、ミツマタ、カタクリ、桜、イカリソウ、ヒトリシズカ、アヤメ、藤、エビネ、コンニャクなどが春の花として見られ、梅雨の時期から晩秋にかけては、秋の七草をはじめとする多くの野の花が見られるそうです。

園内はそれほど広くないのですが、ベンチがたくさん置かれているので木や花を眺めながらゆったりと過ごせます。

藤棚と思ってよく見たら、アケビの棚。

このほか、クズ(河川敷に蔓延るごくありふれた雑草)が棚に仕立てられていたのが珍しかったです。花の時期に来てみたい。

木の向こうにスカイツリーや近所の建物が見えます。都会のオアシスです。
この日は暑かったのですが、園内は木が多いせいであまり暑さを感じませんでした。

【由来】
江戸時代に佐原鞠塢という骨董商が、花の咲く草木鑑賞を中心とした花園として開園したのが始まりだそうです。
その後は洪水や関東大震災などで荒れ果てていた時期もありましたが、昭和13年に東京都に寄付され、翌14年から公開されました。
昭和53年には国の名勝及び史跡に指定を受けました。

【住所】
東京都墨田区東向島3-18-3

【最寄り駅】
東武伊勢崎線「東向島」下車 徒歩8分
京成押上線「京成曳舟」下車 徒歩13分
都営バス 亀戸-日暮里(里22)「百花園前」下車 徒歩3分

明治通りから横道へ入っていくのですが、明治通りに何か所か案内板があるので迷うことはないと思います。

【開園時間その他】
開園時間 午前9時~午後5時(入園は4時30分まで)
休園日 12月29日~1月3日
入園料 150円 (65歳以上 70円)
    年間パスポート 600円 (65歳以上 280円)
    都民の日(10月1日)は無料公開日
園内に売店とお手洗いがあります。

【大朝顔展】
7月29日(日)~8月5日(日) 8時~12時
地元の「墨田朝顔愛好会」の方々が丹精込めて育てた直径20センチの大輪朝顔が500鉢展示されるそうです。
午後には萎んだ花は摘み取られてしまうので早めに来て下さいとのこと。
期間中は普段より1時間早く開園するそうです。

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『プリズナートレーニング』をやってみて思ったこと

私(行政書士2号)は腕立て伏せが続けて5回くらいしかできませんでした。1セット5回で2セットがやっとです。肘と肩が痛いのです。

斜め腕立て伏せ(テーブルなどに手をついて行うやつ)をやってみても15レップス(15回のこと)くらいで肩が痛くなっていました。2~3年前の話です。

で、長いこと腕立て伏せをしていなかったので、去年あたりは、もう、斜め腕立て伏せすらも10レップスがせいぜい。

ところが、先日どこも痛くならずに斜め腕立て伏せ20レップス2セット(以降20×2と表示します)ができました。

『プリズナートレーニング』という本に基づいて、週1回、10×2の壁腕立て伏せから始めて、半年間かけて回数を増やしていったのです。

この本によれば

  • 筋肉の発達する速度に比べ関節と腱の発達は遅い
  • ゆえに筋発達を急ぎ過ぎると筋力に関節や腱が耐えられずに故障する
  • ごく簡単な動きから初めて少しづつ高度化していけば筋肉とともに関節と腱も強く健全に発達していく

それで私の肩も痛くならなかったのでしょうか。

個人的にとても興味深かったことがあります。

  • 週1回しかトレーニングしていないのに筋力が向上した。(一般に週1では不十分といわれている)
  • 多レップスでは筋持久力は付くが、筋力は付かないといわれている。しかしそんなことはなかった。

実はこのトレーニング法で一番びっくりしたのは上記の2点です。

始めたのは去年の10月25日。
こんな感じで進みました。

—まずは壁腕立て伏せで50×3出来るようにします。———-
丁寧な動きでゆっくりやります。

10/25 10×2
10/30 10×3
11/07 20×2
中略
12/25 30×3  →ぬるい運動でも回数をこなすのは結構大変
01/09 50×2
中略
02/05 50×3

—ここから斜め腕立て伏せに移行します——————–

02/11 10×2  →いきなり10×2。楽にこなせた。
02/19 10×1  →この週は疲れていたので1セットだけ
02/26 10×3

ここから20×2を目指すのですが、まず10×4で合計40レップスできるようにします。
(これは昔ネットでみた方法。少ないレップス数に分割して徐々に続けてできるようにする)

03/05 10×4
中略
04/03 13×3  →1セット当たりのレップス数を増やしていった
中略
04/23 13×1、20×1、7×1  →1セットだけ20レップスできた
05/08 20×2  できた!肩も肘も大丈夫!

——————————————————-

このトレーニングの最終目標はなんと、片手で腕立て伏せができるようになること(!!!)です。

繰り返しになりますが、壁立て伏せのような緩ーい運動でも50×3(合計150レップス)くらいやれば筋力が付くのですね。
今までの自分の知識と余りのにも違うので驚いています。

参考:ポール・ウェイド 山田雅久 訳 『圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ プリズナートレーニング』          2017年 (株)CCC メディアハウス

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足尾銅山・廃墟・社宅跡に行ってきた|廃墟マニアには有名な場所?

市川から日帰りで足尾(栃木県日光市)に行ってきた。

あの、足尾銅山の観光用に整備されている坑道と、廃墟群を見てきた。

鉱山というと坑道で鉱石を採掘する光景ばかり思い浮かぶが、鉱石を精錬するための設備も必要だし、そこで働く人々や家族のための社宅なども必要で、銅山が閉山したのちこれらが廃墟となって足尾の町のあちらこちらに点在しているのである。

などということは、実は足尾に着いてから初めて知ったことで、よくわからないまま廃墟好きな人に誘われて行ってびっくりな場所だった。

まずは「足尾銅山観光」という昭和の香りたっぷりな施設に行った。

チケット販売所で入場券を買い、トロッコで坑道に入るが、トロッコからはすぐに下りて自分で歩いて見学する。
坑道には江戸時代から昭和までの採鉱の様子が人形で再現されている。なんとなく知っている光景である。

しかし、やはり行ってみなければわからないなと感じたのが、水。
地下水がそれはもう大量にしたたり落ちてくる。私のスマホは防水ではないので怖くて使えない。仕方なく10年前に買った防水のデジカメで写真を撮ったが、このカメラ、薄暗い場所は苦手のようでろくな写真が撮れなかった。
江戸時代はこの大量の地下水を人の手で外に汲みだしたという。

湿気で体を壊す人もいたのじゃないかと思った。

坑道から出ると資料館とお土産物屋さんとレストランがあった。
資料館は古びてはいるが説明がきちんと書かれていて好印象。
お土産物屋さんとレストランは、ザ・昭和な雰囲気がマニアに喜ばれそう。
この施設は昭和55年開業だそうだけど、そのころの観光地の雰囲気そのままだった。
変にリニューアルしたりしないで頑張って欲しい。

次は廃墟巡り。

足尾銅山観光の敷地の隣に、かつて発電所と変電所だった建物があって、これは後でわかったのだが有名な廃墟だった。昔書かれたブログなどを見ると、廃墟の中に入れた時代もあったようだが、今は外から見るだけ。

今の時期、新緑が目にまぶしく、役目を終えた建築物と木々の若芽の対比が美しかった。

社宅跡にも行ってみた。

社宅跡は足尾に何か所もあって、土台の石垣しか残っていないものもあるし、きちんと手入れがされて今も人が住んでいるものもある。
現代の社宅と違って平屋の長屋風の建物である。
風と書いたのはなんとなくそんな感じがしたからで、一棟に一家族なのかもっとたくさん住んでいたのかは見ただけではわからなかったから。
建物の壁は北国でよくみられる木を横に打ち付けた壁(なんていう名前なんだろう)で、屋根はトタン。
トイレは共同で、建物と建物の間の空き地にトイレだけの建物が建っていた。今でも使われているらしくきれいに手入れされていた。しかし、後からトイレを付け足したらしい社宅もある。(建て増ししたような部分にベンチレーションが立っているのでわかる。)

防火水槽という標識が立っていた、巨大水槽

いい感じに古びている

数件おきにレンガ製の防火壁が建てられていた。他の地区の社宅にもあった。社宅が消滅して防火壁だけが残っている地区もあった。

今回じっくり見てまわった社宅は中才社宅跡というが、今も人が住んでいるものだった。
板張りの平屋の屋外にコンクリの流し台があったり、郵便受けが木製だったり、やはり木製の牛乳箱があり、窓の格子も木製で、戦前の建物ってこうだったような気がする。私は戦後生まれだけど、子どもの頃まだこんな家があった気がする。

すごくレトロな佇まいに心を打たれたが、他人の家なので写真は載せないでおく。
住人がいたら一言おことわりしてから撮りたかったのだが、人が住んでいるのは確かなのに人の気配がしなかった。
昭和初期にタイムスリップしたかのような異空間だった。

ところで、足尾銅山観光の隣に日光市観光協会足尾案内所があって、そこに置いてあった地図「足尾まち歩き」が大変わかりやすかった。というか、この地図がなかったら見逃してしまう廃墟(地図では廃墟なんて言わずに○○跡と表示している)がたくさんあったはず。

地図によれば、足尾の観光名所は「小滝抗エリア」「本山抗エリア」「松木エリア」「東部エリア」に分かれている。

発電所跡と社宅を歩いて見た後は、最も○○跡が多い「小滝抗エリア」を車で移動しながら見学した。

庚申川に沿った長さ6.5キロの道で反対側は山の斜面が続いていて平たい場所はあまりない。
この地区にかつては精錬所、商店、飲み屋、回り舞台付きの劇場、、小学校などがあって、一万人以上の人が暮らす一つの町がつくられていたというが、残っているものはごく僅かだった。

小滝選鉱所跡と精錬所跡は山の斜面に石垣、レンガ、コンクリートの壁が残っているが、森に帰りつつある。

石垣の部分だけ見ると戦国の城のようだった。写真はコンクリとレンガが多く残っている場所。

エリアにお奥のほうにも社宅跡があるが、すでに上屋はなく土台に石垣が残るだけだった。

わずかに残っている土台も、林の中に埋もれつつある。山を開いてつくった町が、山に帰っていく。

現地の案内板の写真

今はこのような、カラマツ林。

土台ばかりではなく、坑口や共同浴場跡など他にもたくさんの「○○跡」があった。

写真は小滝抗口

市川の自宅を朝の6時に出てここまで見てきて午後3時を過ぎた。

この後私たちは「本山抗エリア」の廃墟たちを駆け足で車の中から見て、帰途に着いた。
「本山精錬所跡」や「精錬所大煙突」など、「小滝抗エリア」とはまた違った感じの建物を見ることができた。

夏は木が邪魔をして廃墟見物には不向きなので、次の秋にこのエリアを含む残りの場所をじっくり訪ねることにしている。

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鷹取山ハイキング|神武寺駅から鷹取山へ登ってきた

地元市川から手軽に行ける低山、横須賀市の鷹取山に行ってきた。
市川からJR総武横須賀線と京急線に乗って約2時間。
ごつごつした岩場の様子から”湘南妙義”の異名もある山で、ちょっとした鎖場もある。

京急の神武寺駅からのルートと、横須賀線の東逗子からのルートがあるが、今回は神武寺駅ルートで行った。
このルートは、前半は小さなせせらぎのある谷あいの道を通り、後半は尾根道を歩く。

神武寺駅を出て、県道226号を左に進み、逗子中学校のグラウンドの角で右折すると鷹取山ハイキングコースが始まる。小さい案内板も出ている。最初は舗装路だが、少し進むと老人ホームがあり、そのあたりから本格的な山道になる。
鷹取山は、明治から昭和の初期にかけて石材を採取していた山で、山道に入ってすぐに石切り場の跡が出てくる。

渓流沿いの道は樫の木などの常緑樹に覆われて薄暗く、苔むした岩がゴロゴロしていたり、大きなシダが群生していたりする。鎌倉に行った時も思ったのだが、三浦半島って、町のすぐ脇がいきなり山になっている。
しばらく谷沿いの道を進んだあと、山腹の急坂を登って尾根道に出るとやがて神武寺に着く。本堂らしき建物が尾根道から木々の間を通してひっそりと建っているのが見えた。残念ながら一般客は立ち入れなかった。薬師堂とその周辺はお参りできた。
薬師堂の左脇の石段を登ってハイキングを続ける。神武寺までは木に覆われた湿っぽい道だったが、このあたりから乾いた尾根道が続く。展望も次第に開けてきた。

こんな場所をすり抜けていく

鷹取山が近づくにつれて、露岩が多くなってきたと思っていたら、鎖場が現れた。子どもでも十分通れる程度だがやっぱり楽しい。ついつい写真撮影も夢中になってしまう。

ゴール地点の鷹取山は、高さは139メートルしかないものの、石を切り出した後の垂直に切り立った岩場が点在する面白い光景。この辺一帯は鷹取山公園として横須賀市が整備する公園になっている。
公園には展望台があって、雪を頂いた丹沢や富士山のほか、江の島や伊豆半島や房総半島も見えた。
そして、目を引いたのがクライミングをしている人たち。低い岩ではボルダリングを楽しむ人たちがいた。ボルダリングジムよりずっと空いているし、青空の下で登るのは気持ちよさそう。いいなぁ。
あとで調べてみたら、ここはクライミングやボルダリングのゲレンデとしてかなり有名な場所だそうだ。

展望台とクライミングをしている人々

様々な高さの岩かそびえている。岩に開いた穴はクライミング用の楔の穴だそう。

展望台のある場所から少し離れたところに摩崖仏がある。きれいなお顔立ちの仏像でかなり大きい。横須賀市在住の彫刻家、藤島茂氏が昭和35年から約1年かけて製作したもので、弥勒菩薩だそう。

公園の中心部からはずれた場所にも、所々、林の間に石切り場跡が残っている。中にはまるで遺跡のようなものもあった。

帰り道は、予定していた京急田浦への道が通行止めになっていたので、追浜駅から帰った。やはり2時間くらいで帰れた。
ガイドブックではルートタイムが2時間(5.1Km)だったが、あちこちで写真を撮りながら歩いていたので4時間くらいかかったが、まだ明るいうちに家に着いた。

ご注意
鷹取山でクライミングやボルダリングをする人は鷹取山安全登山協議会への登録が必要です。
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市川城跡は里見公園ではなく真間山だという説もあります

市川市内で有名な中世城郭跡としては、国府台城跡があります。

時代小説では国府台城を市川城と呼んでいる場合もあり、2つの城は同じものとして扱われています。

しかし、中世東国史の専門家である千野原靖方氏は著書「東葛の中世城郭」の中で、市川城と国府台城を別のものと考え、市川城が「弘法寺の道場・宗教施設があった砂州上に存在したかあるいは(中略)弘法寺敷地を含む真間の台地上にあったと思われる。いずれにしても、同寺施設を利用した城であったことが推定される」と述べています。

【弘法寺のロケーション】

市川市の国府台から東南へ延びる舌状台地南部の辺縁地域に位置しています。
南北約150メートル、東西約500メートル。比高は15メートルから17メートルです。

【土塁と切通し】

仁王門に向かって右手(東の方向)に盛り土があり、鐘撞堂が建っています。
盛り土は東に向かって約40メートルほどのびており土塁状になっています。

土塁の上、鐘撞堂を背に東方を見たところ

本堂の右手奥にも盛り土があります。前掲書によればこの盛り土は東西に走っていることになっており、私自身の記憶でもその通りなのですが、今回見に行った時は、かなりの部分が削られてしまっていました。

県道1号線から弘法寺へ向かう道は深い切通しの道になっています。
前掲書では「この道は、台地主体部から断ち切った大堀切のような形態」と表現されています。

千野原氏によれば「市川城は、真間山弘法寺敷地内の土塁・盛り土などで囲まれた施設を中心として、北側を土塁及び空堀・堀切で台地主体部から断ち切って築かれた寺院を要害化した宗教色の濃い城であったと推定される」そうです。

弘法寺は日蓮宗の寺院です。日蓮宗の寺院には要害としての機能・施設を備えた寺が多くみられるそうです。

ところで、先の鐘撞堂が建っている土塁ですが、地元の考古学者のうちには古墳ではないかと考える人たちもいるそうです。

現に敷地内には今でも円墳と前方後円墳が存在していますが、土塁を作るときにこのような元からあった古墳を利用した可能性も考えられるとのことです。

真間山 弘法寺 住所 千葉県市川市真間4-9-1
JR市川駅より   徒歩20分    
京成市川真間より 徒歩15分
京成国府台駅より 徒歩10分

参考 : 千野原靖方 「東葛の中世城郭」 崙書房出版 2004年

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鎌倉アルプス・獅子舞の谷から天園ハイキングコース

林の中を、せせらぎの音を聞いたり、鳥のさえずりに耳を傾けたりしながら、自分のペースでゆったり歩く。楽しいですよね。

山がちな日本では、森林は山地にあるもの。ですが、私は自然を楽しみたいだけなのです。坂道は登りたくないのです。
そんな自分におあつらえ向きのハイキングコースがありました。

鎌倉アルプス。
鎌倉市街を取り囲む丘陵の最も高い部分、建長寺から瑞泉寺にかけての尾根道を行くハイキングコースです。別名天園ハイキングコース。

コースタイムは約2時間から3時間。ガイドブックによってコースが多少異なっているのですが、長くても3時間台だと思います。
有難いのは、標高が最も高いところでも約159メートルということ。坂道をゼイゼイしながら歩かなくても、豊かな自然を満喫できます。

装備もガチでなくても大丈夫。ただ、不安定な岩場を何度も通過するので、捻挫グセのある人はハイカットのトレッキングシューズをはいたほうがいいかもしれません。
この間行った朝比奈切通しと違い、道標も整備されていました。

ガイドブックなどを見ると、丘陵を西から東に向かうのが一般的なようですが、今回は獅子舞の谷を登って尾根に合流し、東から西へ向かって歩いてきました。

このコースの中では、獅子舞の谷が一番気に入りました。歩き始めは、二階川に沿って谷あいの道を行く、沢登りのような小道。周りを鬱蒼とした木々に囲まれた谷筋の道です。

やがて開けた場所に出ます。散り積もった落ち葉と青々とした笹の葉、すっかり落葉した木々のコントラスト。冬枯れの景色が好きな人にはきっと気に入ってもらえる風景です。

二階川の源流を見ることもできます。

このまま登ると鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)に合流します。
バラエティに富んだ道で楽しいです。
ロープを伝う場所もあります。(高さは2メーターもなさそうでしたが)

獅子舞の谷は、紅葉の時期は混み合うらしいのですが、私の行った時期は人も少なくて静かな山歩きを楽しめました。

行き方
ネットなどでは、JR鎌倉駅よりバス大塔宮行 「大塔宮」下車とありますが、鎌倉駅から徒歩で行けます。バス通りに沿って歩いて「大宮塔」まで来たら、瑞泉寺方面へ歩いて行きます(注:あくまで方面です。瑞泉寺に着いてしまったら行きすぎです)。永福寺跡(公園になっています)の先を曲がって住宅地へ入ると、変電施設がありその先から沢筋の道が始まります。
といっても、入り口までは実はとてもわかり難いので、スマホの地図アプリの活用をお勧めします。電波は届きます。
入り口までたどり着けば後は一本道なので迷うことはないと思います。

入り口付近の景色

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