勝手に野鳥を飼育してはいけません|鳥獣保護法のお話

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千葉県の松戸市内でこんな看板を見つけました。
ちなみに、カスミ網とは罠の一種で、細い糸(テグス糸など)を空中に張り巡らして、飛んできた鳥を捕まえるものです。
一度に大量の鳥を捕獲できてしまうので、鳥獣保護の観点から現在では禁止されています。

例外的に研究目的で野鳥を捕まえるために設置されることがあるそうですが、その時は網の近くに目印の旗が立ててあるそうです。
旗は見当たらず、カスミ網が張ってあったら、密猟目的の可能性があるそうです。その時は危ないので一人では近寄らずに、警察などに相談した方がいいということです。
この看板がある場所は住宅地なのですが、密猟があったのでしょうか?

野生の動物や鳥は勝手に捕まえたり、飼育したりしてはいけませんが、法律で狩猟鳥獣として指定されているものは捕獲できます。
ただし、狩猟免許と狩猟者登録が必要です。狩猟できる期間も決められています。
捕獲の事由は特に決められていないので、食用でも愛玩飼養目的でも駆除でもなんでもいいです。(このほかに許可による捕獲もあります。後述)

私たちに身近なスズメやカラスは狩猟鳥獣ですが、狩猟免許を持たない者は勝手に手出しできません。庭に来るメジロやタヌキ(これも狩猟鳥獣)がいくら可愛くても捕まえて飼うことはできません。(ちょっと残念。)

と、ここまで書いて、ある新聞記事を思い出しました。
たしか市川市立動物園だったと思うのですが、あそこではタヌキが飼育されていますね。
動物園の人は、来場者から、「タヌキなんてありふれた動物をなぜ飼育しているのですか?」とたずねられることがあるそうです。(市内には野生のタヌキが住んでいますから。)
動物園の答えは、「ありふれていても、個人で飼育できない動物を展示して生態を知ってもらうことに意義があるのです。」というようなものでした。

「狩猟による捕獲」の他に「許可による捕獲」というのもあります。
こちらは全ての鳥獣が対象です。捕獲の事由は決められていて、有害鳥獣捕獲、学術研究、個体数調整、愛玩飼養、その他。

狩猟鳥獣を指定しておいて、狩猟による捕獲でなくて、許可を得て捕獲するときは、愛玩目的(やその他)なら何を捕まえてもいいのかと少々不思議ですが、去年、環境庁は愛玩目的の捕獲は、密猟を助長するおそれがあるので禁止するとの方向を打ちだしたそうです。

ちなみに千葉県では野鳥の捕獲について、野鳥保護の観点から、愛玩飼養を目的とする許可は行っていないそうです。

鳥獣の保護や狩猟については「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に定めがあり、違反者には罰金や懲役などが科せられます。

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