アニメに関わる仕事について|面白い本を読みました

星海社新書の「アニメを仕事に!」(桝本和也著)を読みました。アニメ制作現場の紹介でもあり、ビジネス書的な内容でもあり、ちょっと変わったテイストの本でなかなか面白かったです。
以下、個人的に興味深かったことを。

【アニメ関係の仕事をしたいとき】
近頃のアニメ制作は「制作委員会方式」が主流。制作会社だけでアニメを作っているわけではなく、複数の異なった業種の人々がアニメ制作に関わっているそうです。ということは、「見方を変えればアニメに携わる方法がいくつもある」と著者は言います。
たとえ絵が描けなくても、音楽会社のアニメ部門、グッズメーカーのアニメ部門に就職するなどの道があるということです。
これはこれで険しい道のりでしょうが、絵が下手でアニメ関係の仕事をあきらめていた人には朗報かもしれません。アニメの仕事をする=制作会社に入ること、と信じていた私には目から鱗でした。

【アニメの現場で求められる人材】
仕事に対して真面目で実直であること。向上心と好奇心があること。コンテンツをただ楽しむだけでなく「観客」としての目を持っていること。社会人として、礼儀・常識・コミュニケーション能力・正直さがあること。(なるほど、アニメ制作は大勢の人が携わるからコミュニケーション能力は大事なのでしょうね。)
どんな職種にも通じるものがありますね。

【新人教育とは、10年後、会社を大きくしてくれる人材を育てること】
新人を「現場に即投入」する昔ながらのやり方は非効率だし、離職率も高くなる。というわけで、著者の会社では、きちんと段階を踏んで新人教育をしています。
その中に「日報を作らせる」というのがあって、次のような効果があるそうです。(1)作業時間を把握することができる(2)1日に作業を振り返って制作工程を反芻できる(3)何もないところから書類を作ることで、ポイントを押さえた書類作りができるようになる(日報はA4の紙に自由に書くことになっているので)等。
作業時間の把握は自分たちの仕事でも大切なことなので特に興味深く読んだ箇所です。

【暗黙の実務】
この本はアニメ制作について、制作進行という役職の仕事を通して書かれています。制作進行とは中間管理職のようなもので、(1)作品素材の管理(2)スケジュールの管理(3)作業環境の管理が主な仕事です。
著者によれば制作進行の「表面上の実務」は早い人で3か月から半年で覚えるそうです。が、現場で本当に重要なのは「目には見えない重要な仕事=暗黙の実務」で、著者の場合これを習得して実務に生かし、後輩に教えられるようになるまでに6年かかったそうです。
この、「暗黙の実務」の紹介とアニメ制作過程が本書のメインです。

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