田中優子著「江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?」を読んで|落語でわかる江戸のくらし

2010年、小学館発行。
サブタイトルは「落語でひもとくニッポンのしきたり」で、そのサブタイトルの通り「江戸のしきたり」が7つのテーマで紹介されています。メインタイトルの「宵越しの銭」は、7つのテーマのうちの一つです。

【江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?】
その答えは、持つ必要がなかったから。銭は循環するもので、使ってしまっても、また入ってくる社会だったから。むしろ、みんなが使うから循環が促進される、ということなのだろう。

【取り戻すべきライフスタイル】
「隠居」については新しい発見があった。
「隠居」といえば「家督相続」がらみのお話。家督相続などとう言葉からは家や世襲に縛られた不自由な時代を連想してしまうが、隠居というものは楽しいものだった。家督を次の世代に引き継いだら、もうひとつの人生を歩むことであったから。
生活費も相続させた財産から支給されたというから、お金の心配もない。

【遊びが文化を培った】
「下らない」の語源が解説されていて面白い。
説明すると長くなるし、うまく説明する自信もないので気になる方は本書に当たってみてください。
勝手な理屈を言わせてもらうと、『「上らない」と言うべきではないのか』などと思うのですが…。

時代劇で聞く言葉や地名などが満載で、「へぇ~、そうなのか」と思う場面も度々。
たとえば、恥ずかしながら私は次の言葉を勘違いしていました。正しい意味はこの様なものでした。
与太郎・・・ぼんやりとしているが、素直で善良な人物。
粗忽者・・・せっかちで早合点な人物で、粗忽であることを少しも気にかけない明るさがある。

最後に、本書を読んだのは「江戸のしきたり」に触れたかったからでしたが、それとは別に「落語というものは凄いものらしい」という感想のオマケが付きました。

【注目!!】「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」義務化 飲食店さま、小規模食品事業者さまは、迷わずクリック!!法律が施行されて慌てないために
この記事を気に入っていただけましたら、シェアをお願いいたします。