複製権について・用意周到な奥付の話

著作権は、複製権、上演権、演奏権などのいくつかに分かれた権利(支分権という)の集合体です。このことから著作権は「権利の束」とも言われます。

なかでも複製権は、「著作権制度における最も基本的な権利」(著作権ハンドブックp29)と言われています。

「紙の本を自分で買ったとしても、中の情報をどんどんコピーすることは許されない。これが著作権というものの本質です。」(福井健策 岡田斗司夫 「なんでコンテンツにカネを払うのさ?」より)

著作物は一般的に、複製(印刷や録音等)されて世間に広まっていきます。

自分だけが複製する権利を持ち、そして他の人に複製することを許可できる、というのが複製権です。

小説家などが、自分の書いた作品の複製を売って生計を立てていることを考えれば、複製権をコントロールする大切さがわかりますね。

というわけで、本の奥付にはこのような文言が載っていることが多いです。

「本書の全部または一部を無断で複写複製(コピー)することは、著作権法上の例外を除き、禁じられています。」(伊東潤 「城を嚙ませた男」)

もっと短い文言も多いです。
「本書の無断転載、複製、複写(コピー)、翻訳を禁じます。」(西股総生 「土の城指南」)

だいたい、こんな感じのものが多いかと思います。
が、洋書ですが、こんな長いのを見つけました。
訳すとこんな感じ?(なるべく逐語訳しようとしたので読みづらいです。)

「書評に使う場合をのぞき、出版社の書面による許可を得ずに、この本をどのような形態によっても、つまり、どの電子的(手段)、機械的(手段)または、電子的な複写、(複写機による)複写、録音・録画を含む現存する、もしくは今後発明される他の手段、または、どの情報記憶装置またはどの情報検索システムによっても、複製または利用することは禁じられている。」
(グレイ クック 「アスレティックボディ イン バランス」)

2003年にアメリカで出版された本です。
念が入ってますねえ。

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