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八王子城に行ってきました|東京都八王子市の土の城

土の城シリーズの9回目は、初めての山城です。ちょっと足をのばして国史跡八王子城を見てきました。

この城の本丸跡は標高446メートル。
高尾駅から八王子城の管理棟までは舗装路ですが、管理棟を過ぎると登山口(?)のような場所があり、結構急な山道(もちろん未舗装)が始まります。
本丸跡までは40~50分です。

ルートは2種類あって、行きは古道を通りました。
古道は山腹につけられた道で、まわりは杉林が鬱蒼と茂って薄暗く、道幅は一人分しかありません。その道もⅤ字型に深くえぐれていて、補修のために丸太や大き目の石が敷かれていますが、丸太が滑ったり、石で足首を捻りそうになりました。

歩き始めてすぐのところで、ボランティアガイドさんに出会ったのですが、「上まで行くの?大変だよ。登るのもだけど、下りが大変だよ。」といわれました。
その方は、真っ直ぐな木の枝を杖代わりにしていたので、私も真似して道の脇に立てかけてあった竹の棒を使わせてもらいました。助かりました。(本丸で会った中高年の団体さんは皆、トレッキングポールを持っていました。)

そうして薄暗い林の斜面に付けられた急な小道を登っていくと、「金子曲輪」が現れます。
ここから別の道へも行けますが、私はまた古道に戻ってひたすら登りました。

本丸の近くになると道幅も広くなり、石段が造られている場所もありました。

そして「松木曲輪」「小宮曲輪」が現れます。

途中で八王子市内が見渡せる場所があります。

八王子神社に近いところでは道がなだらかになりますが、神社を過ぎてからもうひと登りします。
汗だくになりながら、本丸到着。

すごく狭いので、建造物などは無かったと考えられているそうです。

下りは尾根筋に付けられた道を通りました。古道よりも歩きやすい道でした。
金子曲輪から続く尾根がひな壇状になっている場所がありましたが、敵を防ぐための工夫なのだそうです。

この城は、小田原に本拠をおいた北条氏の三代目氏康の三男、北条氏照が築いた城だそうです。
天正10年(1582)頃に築城が開始されましたが、天正18年(1590)の豊臣秀吉の小田原攻めの際に、前田利家・上杉景勝の軍勢に攻められて、わずか半日で落城したそうです。
広大な城郭ですが、落城時はまだ未完成であったと考えられています。

山のふもとには虎口の跡があります。当時の石垣や石畳をなるべく利用して、できるだけ忠実に復元したそうです。これはなかなかに立派なものでした。

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